栄養部では、「栄養は全ての治療の基本である」と考え、食事・栄養管理の側面から、個々の患者さんのQOL(生活の質・人生の質)向上を支援することを理念としています。
平成18年にはさまざまな職種(医師・看護師・栄養士・薬剤師・臨床検査技師 等)が集まって個々の患者さんの栄養管理を行うNST(栄養サポートチーム)という医療チームが発足し、現在活動を進めています。
来院される際、食事・栄養に関わることで何かありましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
栄養部の運営体制は、栄養管理部門と給食管理部門で成り立っています。
栄養管理部門
チーム医療の中で他の職種と連携をはかり、それぞれの患者さんの病態に合った食事内容を検討したり個人の生活に合わせた食事療法の工夫の仕方などを情報提供しています。また、地域の医療機関や介護施設等とも連携し、転院先への情報提供に努めています。
●栄養相談
近年増え続ける生活習慣病をはじめとするさまざまな疾患に合わせ、個人・集団を対象とした栄養相談を入院・外来で行っています。これまで無意識に行っていた生活習慣が意識化され、より健康になるための(食)行動ができるようにお手伝いをいたします。
特に糖尿病については2週間1クール(毎週水・木・金曜日)の糖尿病教室を実施しています。
患者さんだけでなく、ご家族の方・調理される方の同伴も大歓迎です!
●NST(栄養サポートチーム)活動
「栄養は全ての治療の基本である」という考えのもとに、専門の知識を習得したさまざまな職種が集まり、患者さんの栄養管理を行う栄養サポートチームの活動に取り組んでいます。実際の活動としては、栄養不足により治療の進行の遅れがある場合や褥瘡(床ずれ)等を改善し、患者さんの早期回復をお手伝いしています。また院内・院外スタッフのスキルアップのために、定期的に「NSTセミナー」を開催しています。
給食管理部門
平成25年5月の新病院オープンに伴い、当院では食の安全・衛生・美味しさにこだわり「ニュークックチルシステム」という食事提供システムを導入しました。これは飛行機の機内食提供と同じシステムで、温かい料理はアツアツ、冷たい料理はヒンヤリと適温での食事提供が可能となりました。
また、お正月やクリスマス等の季節ごとのメッセージカードを添えた行事食を実施し、病院給食をより楽しんでいただけるように工夫しています。
教育活動
後進の育成・指導のため、栄養士養成施設(大学)からの臨床実習生の受け入れを行っています。