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リハビリテーション部

診療部長
伊﨑 輝昌
副技師長
押川 達郎

概要

平成25年5月新病院開院とともにリハビリテーションセンターを新設しました。平成26年4月からリハビリテーション部として組織編成し、院内すべての診療科からのリハビリテーション依頼に対応し、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が各々の専門的なリハビリテーションを実施しております。

基本的な方針として、

  1. 多職種と協働し、急性期の安全で専門的なリハビリテーションを提供する。
  2. 多職種と連携して早期に介入し入院治療の一翼を担う。
  3. 地域医療支援病院として、「地域との円滑な連携」を図り、協働して早期の「社会復帰」、「在宅復帰」を支援する。

等を掲げております。

活動内容

疾患別にリハビリテーションチームを組織し、各チームのリハビリテーションスタッフが医師とのカンファレンスに参加し、リスク管理を含めた安全で専門的なリハビリテーションが提供できるように努力しております。

  1. 運動器リハビリテーション
    整形外科からの骨折・変性疾患術後の患者さんを中心に、医師とのカンファレンスを行い、手術前後からリハビリテーションを開始します。低下した運動機能の回復を図り、早期の社会復帰を目指しています。
  2. 脳血管疾患リハビリテーション
    脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)の患者さんを中心に、発症後、手術後早期からリハビリテーションを開始します。理学療法士による運動療法、歩行訓練の他、作業療法士による高次脳機能訓練、日常生活動作訓練、言語聴覚士による言語機能訓練、嚥下訓練等を行い、各専門のスタッフが早期の機能回復を目指しています。
  3. 心大血管リハビリテーション
    循環器内科医、理学療法士、看護師でチームを組み、虚血性心疾患、心不全の患者さんを中心にリハビリテーションを実施しております。専用の運動負荷装置を用いて、医師をはじめとする多職種での十分な監視のもとで身体機能の回復を図り、早期の在宅復帰、社会復帰に努めています。また、平成27年度より外来の心臓リハビリテーションも開始しております。外来の患者さんは、適正な運動強度を評価しながら、心臓リハビリテーションを実施し、心不全の予防・運動耐容能の改善、フレイルの予防を目指しています。
  4. 呼吸器リハビリテーション
    慢性閉塞性肺疾患、市中肺炎、人工呼吸器離脱後や長期臥床により呼吸機能が低下した患者さん等を中心にリハビリテーションを実施しております。医師・看護師と連携しながら、排痰訓練、呼吸訓練、運動負荷訓練、日常生活動作訓練等を行い、呼吸機能の回復を図り、早期の自宅復帰を目指しています。
  5. がんのリハビリテーション
    がんのリハビリテーション研修会を修了したリハビリスタッフが、がん患者さんそれぞれの治療や全身状態にあわせてリハビリテーションを実施しております。手術の対象となる患者さんは、手術前から介入し、術後の合併症予防・日常生活動作の早期獲得、術後の体力低下による動作能力の低下を予防しています。医師、看護師とカンファレンスを行い、緩和ケアチームにもリハビリスタッフを派遣し、多職種で協働して診療を行っております。がん患者さんの生活の質が少しでも改善するようにリハビリテーションの観点から日々診療にあたっています。

更に、他のコメディカルスタッフとともに、NST(栄養サポートチーム)や褥瘡対策チーム、生活習慣病対策委員会、緩和ケアチーム等に参加し、リハビリテーションの観点から活動を行い、種々のチーム医療に携わっています。 また、学会発表等の学術活動にも積極的に取り組んでおります。

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