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厚生労働大臣の定める掲示事項

令和7年 4月1日現在


1.当院は、厚生労働大臣の定める基準に基づいて診療を行っている保険医療機関です。


2.入院基本料について

当院は、急性期一般入院料(日勤、夜勤あわせて)入院患者7人に対し1人以上の看護職員を配置しております。なお、病棟、時間帯、休日などで看護職員の配置が異なります。
実際の看護配置につきましては、各病棟に詳細を掲示しておりますのでご参照ください。
また、入院患者25人に対して1人以上の看護補助者を配置しております。


3.入院診療計画、院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策及び栄養管理体制について

当院では、入院の際に医師をはじめとする関係職員が共同して、患者さんに関する診療計画策定し、7日以内に文書によりお渡ししております。また、厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全管理体制、褥瘡対策及び栄養管理体制の基準を満たしております。


4.DPC対象病院について

当院は、入院医療費の算定にあたり、平成20年7月より、包括評価と出来高評価を組み合わせて算定する『DPC対象病院』となっております。
≪ 医療機関別係数:1.5353
 基礎係数:1.0451(DPC 標準病院群)
 救急補正係数 :0.0207
 機能評価係数Ⅰ:0.3832
 機能評価係数Ⅱ:0.0863 ≫


5.明細書発行体制について

当院では、医療の透明化や患者さんへの情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書発行の際に、個別の診療報酬の算定項目が分かる明細書を無料で発行しています。

※公費負担医療の受給者で、医療費の自己負担のない方も明細書の無料発行を行っています。

明細書には、使用した薬剤や行われた検査の名称が記載される点をご理解いただき、ご家族の方が代理で会計を行う場合のその代理の方への発行も含め、明細書の発行を希望されない場合は、会計窓口(⑤)にてその旨お申し出ください。


6.当院は、九州厚生局に下記の届出を行っております。

1) 入院時食事療養費(Ⅰ)を算定すべき食事療養の基準に係る届出をおこなっております。

当院は、入院時食事療養(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士によって管理された食事を適時(夕食については午後6時以降)、適温で提供しています。

2)施設基準等に係る届出

別添の「施設基準届出一覧」【PDF】をご参照ください。

3)先進医療に係る届出

別添の「施設基準届出一覧」【PDF】をご参照ください。


7.保険外負担に関する事項について

当院では、個室使用料、証明書・診断書などにつきまして、その利用日数に応じた実費のご負担をお願いしております。

1) 特別療養環境の提供

別添の「特別療養環境室」【PDF】をご参照ください。

2)診断書・証明書、予防接種及び保険外負担係る費用

別添の「文書料」【PDF】をご参照ください。
別添の「予防接種料金のお知らせ」【PDF】をご参照ください。
別添の「その他保険外負担」【PDF】をご参照ください。

3)初診・再診も係る費用の徴収

他の保険医療機関からの紹介によらず、当院に直接来院した場合については初診に係る費用として7,700円(税込み)を徴収することになります。ただし、緊急その他やむを得ない事情により、他の保険医療機関等からの紹介によらず来院した場合は、この限りではありません。

また、再診患者さんの中で病状が安定し、診療所への紹介を受けた患者さんが、かかりつけ医の紹介無しに再受診された場合、あるいは「かかりつけ医」への紹介を当院より申し出たが引き続き当院にて診察を希望された場合(紹介状交付の有無に関わらず)につきましては、再診料のほかに保険外併用療養費として3,300円(税込み)を徴収することになります。

この費用は、病院と診療所の機能分担を推進する観点から、自己の選択に係るものとして、初診料を算定する初診に相当する療養部分についてその費用を徴収することが出来ると定められたもので、特定機能病院及び200床以上の地域医療支援病院(当院)に義務付けられております。


8.厚生労働省が定める手術≪医科点数表第2章第10部手術通則第5号及び第6号に掲げる手術≫の施設基準に係る実績について(令和6年1月~12月)

別添の「手術件数」【PDF】をご参照ください。


9.後発医薬品(ジェネリック医薬品)について

当院では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に採用・使用しております。
また、医薬品の供給不足等が発生した場合に、治療計画等の見直し等、適切な対応ができる体制を整備しております。状況によっては、患者さんへ投与する薬剤が変更となる可能性がございます。
不明な点がございましたら、薬剤師にお尋ねください。


10.バイオ後続品に使用について

当院では、バイオ後続品を積極的に採用・使用しております。

  • バイオ後続品(バイオシミラー)とは
    特許が切れたバイオ医薬品を別の製薬企業が製造し、発売したものです。先に発売されていたお薬(先行品)とほぼ同じ効果が期待できることに加え、先行品よりもお薬の値段が安くなっています。
  • ジェネリック医薬品との違い
    先行品の特許が切れたあとに発売されるお薬としてジェネリック(後発)医薬品がありますが、ジェネリック医薬品は先行品と全く同じ成分を含んでいます。一方、バイオ後続品は、生き物の力を利用したバイオテクノロジーによって作られるため、先行品と全く同じ成分にはならないところが違います。
  • バイオ後続品の使用促進について
    患者さんの経済的な負担の軽減のみならず、日本の医療費の抑制にもつながることが期待されています。

不明な点がございましたら、薬剤師にお尋ねください。


11.病棟薬剤業務について

当院では、病棟専任の薬剤師を配置しています。詳しくは、各病棟にてご確認くださいますようお願いいたします。なお、不明な点がございましたら、担当薬剤師にお尋ねください。


12.一般名処方について

現在、一部のお薬について十分な供給が難しい状況が続いています。当院では、お薬の供給が不安定な状況を踏まえ、患者さんに必要なお薬を確保するために、以下のことに努めております。

  • 一般名処方※の推進
  • 同じ効き目で別のお薬への変更 など
    ※一般名処方とは??
    処方せんには、通常、お薬の商品名が書かれていますが、一般名処方では成分名が表記されます。一般名処方では、患者さんの希望で先発医薬品またはジェネリック医薬品を選択することが可能です。
    (通常の処方)  (商品名)錠10mg 1錠
             (例:カロナール錠200mg)
    (一般名処方)  【般】(成分名)錠10mg 1錠
             (例:アセトアミノフェン錠200mg)

不明な点がございましたら、薬剤師にお尋ねください。


13.禁煙外来(ニコチン依存症管理料)に係る院内掲示

当院では保険診療による禁煙治療を行っています。当院にかかりつけの患者さんは担当医にご相談ください。保険診療による禁煙治療は、以下の●全ての条件に該当する患者さんのみです。

  • 外来診療の方(入院中の方は保険診療の対象外です。)
  • 「禁煙治療のための標準手順書」に記載されているスクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断された方
  • 直ちに禁煙することを希望し、「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療(12週間にわたり計5回の禁煙治療プログラム)についての説明を受け、文書により同意している方
  • <35歳以上の方は> 1日の喫煙本数×喫煙年数=200以上の方
  • <禁煙治療を中断したが、再度保険診療による禁煙治療を希望する方> ニコチン依存症管理料の初回算定日から1年以上経過している方


14.院内トリアージ実施料について

当院では、救急外来を受診される患者さんについて「院内トリアージ」を行っています。 「院内トリアージ」とは、診療前に「専任の看護師」が症状等をうかがい、患者さんの緊急度・重症度を判断し、より早期にケアを要する患者さんから順番に診療する方法です。 場合によっては、診療の順番が前後する場合がありますが、ご理解とご協力をお願いします。


15.外来腫瘍化学療法診療料について

当院では、本診療料を算定している患者から電話等による緊急の相談等に 24 時間対応できる連絡体制を設けています。
急変時等の緊急時には、各専門領域との迅速な連携によるチーム医療での対応を行っており、実施される化学療法のレジメン(治療内容)の妥当性についても委員会で評価、承認を実施しています。


16.入退院支援(入退院支援加算、入院時支援加算)に係る院内掲示

当院では、患者さんが安心・納得して退院し、早期に住み慣れた地域で療養や生活を継続できるように、施設間の連携を推進し退院のご支援を実施しております。
詳細については、各病棟に詳細を掲示しておりますのでご参照ください。


17.患者さんの相談窓口(患者サポート体制充実加算)に係る院内掲示

当院では、患者さんからのあらゆる相談に幅広く対応するための医療相談窓口を当院2階に設置しています。看護師、医療ソーシャルワーカーがお話を伺い、院内の各部署や院外の医療・介護関係者と連絡を取り合い、問題解決に向けて対応させていただきます。ご相談は、患者さん、ご家族等どなたでも可能です。
また、相談されたことにより不利益を受ける事はなく、プライバシーの保護を遵守します。


18.療養・就労両立支援指導料 相談体制充実加算について

当院では、就労を含むがん患者さんの療養環境の調整に係る相談窓口として、がん相談窓口を当院2階に設置しております。ご相談は、患者さん、ご家族等どなたでも可能です。また相談されたことにより不利益を受ける事はなく、プライバシーの保護を遵守します。相談は無料です。


19. 医師事務作業補助体制加算について

当院では、病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善として、医師事務作業補助者の外来/病棟診療補助や他職種との業務分担に取り組んでいます。


20.急性期看護補助体制加算について

当院では、看護職員の負担の軽減及び処遇の改善として、看護職員と他職種との業務分担、看護補助者の配置、短時間正規雇用の看護職員の活用、妊娠・子育て中・介護中の看護職員に対する配慮、夜勤負担の軽減等に取り組んでいます。


21.病院職員等の負担の軽減及び処遇の改善について

当院では、下記項目を含めた病院職員等の負担の軽減及び処遇の改善に向けたさまざまな取り組みを実施しております。

  • 外来縮小の取組み
  • 医師と医療関係職種における役割分担に対する取組み
  • 医療関係職種と事務職員等における役割分担に対する取組み
  • 医師の負担軽減に対する取組み
  • 看護職員の負担軽減に関する取組み

別添の「病院職員等の負担軽減の取り組み」【PDF】をご参照ください。


22. 医療情報取得加算について

当院は、オンライン資格確認システムを導入している医療機関です。マイナンバーカード保険証(以下「マイナ保険証」)の利用を通じて診療情報を取得することにより、質の高い医療提供に努めております。上記体制により令和6年11月より医療情報取得加算として初診時・再診時ともに点数を算定いたします。
正確な情報を取得・活用するために、マイナ保険証の利用にご協力ください。


23. 医療DX推進体制整備加算について

当院は、医師が診察を実施する診察室において、オンライン資格確認等システムにより取得した診療情報等を活用して診療を実施いたします。
医療DXを通じて質の高い医療を提供できるように、マイナ保険証の推進に取り組んでいます。
電子処方箋や電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取組については、今後計画的に進めてまいります。


24.緩和ケア診療について

平成19年に「がん対策基本法」が策定され、がんと診断されたときからの緩和ケアが推進されています。
当院では、平成26年8月「腫瘍・緩和ケアセンター」を設置し、多職種からなる緩和ケアチームが主治医と協働し、緩和ケアを提供しています。
当院の理念である「あたたかい医療」を尊重し、地域のがん患者さんとそのご家族の身体的・精神的・社会的苦痛を和らげる医療を提供しております。がんと診断された時から、積極的に治療中に生じる諸症状(痛み、悪心・嘔吐、全身倦怠感、不安など)の緩和を図り、日常生活を営むための社会的支援の情報提供を行っています。
具体的には、

  • 入院患者さんの身体的、精神的、社会的、霊的な苦痛を含む全人的な苦痛を少しでも取り除き、患者さんとそのご家族が生活の質を保持できるように支援します。
  • 緩和ケアチーム構成メンバーは医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士などです。チームメンバーはそれぞれの専門性を発揮し、主治医と協働しさまざまな視点から患者さんの苦痛内容を拾い上げ、系統的な対応を行います。

25.栄養サポートチーム加算に係る院内掲示

当院では「栄養サポートチーム」における診療を行っています。 栄養サポートチームは医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・言語聴覚士などからなるチームで、患者さんの栄養状態の改善に努めています。栄養状態の改善は、治療効果を上げ、合併症や感染症を予防する効果があるといわれており、すべての治療における基盤となります。


26.医療相談及び支援の窓口

患者さんが安心して療養生活をおくれるよう下記のご相談をお受けしています。
看護師、医療ソーシャルワーカーが常駐しています。不在の時は、中央受付にお申し出ください。
また、下記以外のご相談についても、ご遠慮なく主治医、看護師、医療安全管理者、医療相談窓口へお申し出ください。

  • 退院や転院についての相談
    当院は急性期の病院であり、早期に安心してご自宅に退院できるように支援しております。治療後に、体力が低下したり介護が必要になった場合、地域医療支援センターの医療ソーシャルワーカーや看護師が、主治医と相談し転院調整や住宅サービスの調整をさせていただいております。
  • 医療安全上の問題や社会生活上の問題などの相談、福祉サービス、退院や在宅医療に伴う相談

場所:医療相談室(2階)
時間:月曜日~金曜日(休診日は除く) 8時40分~16時40分


27. 院内感染防止対策に関する取組について

  • 院内感染対策に関する基本的考え方
    院内感染対策は、院内における病原体の感染を積極的に防止し、患者と職員の安全と健康を守ることにあります。科学的根拠に基づいた感染対策に医療従事者全員が個人及びチームとして取り組むことで、医療の質の保証と適切かつ経済的な対策をとります。
  • 院内感染対策のための委員会その他の組織に関する基本的事項
    当院における感染防止対策に関する意思決定機関として、感染制御委員会を設置し、毎月1回会議を行い感染防止対策に関する事項を検討します。また、病院長直轄の組織として感染制御部を設置するとともに、感染制御チーム(ICT)を設置し、感染防止対策の実務を行います。また、ICTとは別に、抗菌薬適正支援チーム(AST)を設置し抗菌薬の適正使用の実務を行います。
  • 院内感染対策に関する職員研修についての事項
    職員の感染防止対策に対する意識・知識・技術向上を図るため、全職員対象とした院内研修を年2回以上行っています。
  • 感染症の発生状況の報告に関する事項
    法令に定められた感染症届出の他、院内における耐性菌等に関する感染情報レポートを作成し、感染対策チームで検討及び現場へのフィードバックを実施しています。
  • 院内感染発生時の対応に関する基本方針
    感染症患者が発生または疑われる場合は、感染制御チーム(ICT)が感染対策に速やかに対応します。 また、「院内感染症発生時対応フローチャート」に基づき、関連各所及び協力関係にある地域の他の医療機関や保健所等と速やかに連携し対応します。
  • 抗菌薬の適正使用に関する事項
    当院では、抗菌薬適正支援チーム(AST)が抗菌薬の適正使用を支援するため、個々の症例に対して介入を行い、治療効果の向上や副作用・耐性菌の減少に努めています。
  • 患者さんへの情報提供・閲覧に関する事項
    感染症の流行がみられる場合には、ポスター等の掲示物やホームペー ジ等で広く院内外に情報提供を行います。あわせて、感染防止の意義及び手洗い・マスク着用などについて、理解と協力をお願いします。 また、本取扱い事項や院内感染対策マニュアルは、患者さん及びご家族の方から閲覧の求めがあった場合はこれに応じます。
  • その他の当院における院内感染対策の推進のための必要な事項
    院内感染防止対策の推進のため「院内感染対策マニュアル」を作成 し、病院職員への周知徹底を図るとともに、マニュアルの見直し、改訂を行います。

28. アレルゲン免疫療法に係る院内掲示

当院では、アレルゲン免疫療法を行っています。
アレルゲン免疫療法とは、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、根本的な体質改善が期待できる治療法です。
当院では、「スギ・ダニ」の舌下免疫療法を行っています。大人だけではなく、小学生以上のお子様にも治療ができます。治療には適応があり、受診時に治療の説明を行います。ご納得いただいてから検査を行い、適応があれば治療開始となります。
毎年スギ花粉症で悩まれている方、通年でアレルギー性鼻炎にお困りの方は、耳鼻咽喉・頭頸部外科外来までご相談ください。


29. コンタクトレンズ検査料について

別添の「コンタクトレンズ検査料に関するお知らせ」【PDF】をご参照ください。


30.その他

当院では、安全な医療を提供するために、医療安全管理者等が医療安全管理委員会と連携し、より実効性のある医療安全対策の実施や職員研修を計画的に実施しています。

当院では、感染制御のチームを設置し、院内感染状況の把握、抗菌薬の適正使用、職員の感染防止等をおこない、院内感染対策を目的とした職員の研修を行っています。また、院内だけにとどまらず、地域の高齢者施設や病院の感染防止対策の知識の向上のための活動を行っています。

当院では、屋内外を問わず、「病院敷地内全面禁煙」となっておりますのでご理解とご協力をお願いします。

当院は、厚生労働省指定の臨床研修病院です。指導医の指導・監督のもと、初期研修医が外来・病棟等で診療を行っております。また、看護師や薬剤師など様々な職種の実習生を受け入れている施設でもあります。日本の未来を担う医療職を養成するために、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。


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