当院は、地域医療支援病院であり、筑紫医療圏における唯一の大学病院です。大学病院の看護師として、質の高い思考で質の高い看護を創造し実践する、そのためには、知識・技術を磨き続けることは勿論、高い倫理観と品格を備え、患者さんに寄り添える人間性豊かな看護師でありたいと考えています。看護には未来を変える力があります。患者さんの生活・人生にちがいをもたらすプロフェッショナルとしての自覚とプライドを持ち、そこに看護のやりがいを感じて欲しいと思います。
看護部理念である『人間性豊かな患者中心の看護を実践する—誠実・責任・創造―』を目指し、“あなたに出会えてよかった”と感動を生む看護で選ばれる病院つくりに努めて参ります。
令和7年4月 福岡大学筑紫病院 看護部長 原田 英美 |
![]() |
人間性豊かな患者中心の看護を実践する~誠実・責任・創造~
令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
看護師数(男性)(人) | 377(8) | 389(9) | 340(5) | 328(6) | 334(8) | 330(8) |
新採用看護師数(人) | 32 | 47 | 17 | 19 | 35 | 36 |
離職率(%) | 11.4 | 9.5 | 9.7 | 10.4 | 11.4 | 9.1 |
新人離職率(%) | 0 | 8.5 | 5.9 | 5.3 | 2.9 | 8.3 |
既婚率(%) | 32.9 | 35.6 | 38.9 | 41.4 | 43.4 | 43.1 |
有子率(%) | 24.4 | 25.7 | 31.3 | 32.7 | 32.7 | 34.4 |
一人の自律した看護師として看護部の理念「人間性豊かな患者中心の看護」が実践できる、専門職としての知識・技術を踏まえたうえで患者と接するその看護場面を大切に、自分の心を患者の立場に変換し受け止め判断、行動できる感性豊かな看護師を育てていきます。平成26年度からキャリア開発ラダーに基づき、高い総合看護実践能力をもつジェネラリスト、専門領域に特化したスペシャリスト、高い管理能力が求められるマネージャーの3領域を明確にしたプログラムを構築し「人の心に働きかける人材育成」を目指し、自ら学び続けて行けるようサポート体制を整えていきます。
パートナーシップナーシングシステムによる新人支援体制をとっています。新人の臨床実践力の向上・職場適応・安全な看護の実践を支援します。PNSの4重構造の中で、パートナー、グループ、部署全体から支援が受けられる体制をとっています。パートナーシップを発揮し、ともに学びともに成長しようという教育理念のもと新人を支援しています。
日本看護協会の認定看護管理者教育課程は、ファーストレベル23名、セカンドレベル14名、サードレベル5名が修了し、現在認定看護管理者が5名います。管理的視点を持ち、看護部内だけではなく病院組織、地域を対象にキーパーソンとなり、医療・看護の質向上を目指しています。
当看護部は、現在1名の専門看護師、14名の認定看護師が活動しています。看護師は一施設の人材ではなく地域全体の人材であるという考えのもと、これからも地域医療支援病院の役割機能が発揮できることを考えながらさまざまな領域の認定看護師を誕生させる予定です。
週1回、臨床心理士によるメンタルサポートを行っています。新人看護師、部署異動後・育児休暇後など環境が変わった看護師や、他職種職員のメンタルサポートを行っています。